田中だよ

七夕賞

先週のラジオNIKKEI賞は開幕週の福島なのにボーンディスウェイが一番外を立ち回る不思議な光景が見れた。さすがにそれは無理だろとひさびさに石橋脩に悲しくなった。

いきなり先週の反省会をしてなんなんだと思うかもしれないがこの反省内容が関係してくるから許していただきたい。なにが関係してくるかって言うと簡単な話で、先週が開幕週なら今週は開幕2週目ってだけだ。要するに開幕してまだ間もないから基本的に福島は内有利なんだよね。顕著なのは去年。

4 トーラスジェミニ ②②②②
2 ロザムール ①①①①
6 ショウナンバルディ ⑥⑥⑧⑧

このように見事に内の逃げ先行馬での決着。なんだけどもこの決着は割りと例外なんだよね。
七夕賞って前有利って意識が強いからかどうしてもハイペースになりがちで、去年はトーラスジェミニが先頭を譲ったからそこまで早くならなくて結果的に前残りとなってしまった。

21年
200m 12.4(12.4)
400m 11.7(24.1)
600m 11.7(35.8)
800m 12.6(48.4)
1000m 12.4(1.00.8)
1200m 12.3(1.13.1)
1400m 12.0(1.25.1)
1600m 12.1(1.37.2)
1800m 12.2(1.49.4)
2000m 12.8(2.02.2)

19年
200m 12.2(12.2)
400m 11.0(23.2)
600m 11.1(34.3)
800m 11.9(46.2)
1000m 11.8(58.0)
1200m 12.1(1.10.1)
1400m 12.0(1.22.1)
1600m 12.2(1.34.3)
1800m 12.3(1.46.6)
2000m 13.0(1.59.6)

12 ミッキースワロー ⑩⑩⑨④
15 クレッシェンドラヴ ⑭⑫⑩⑧
9 ロードヴァンドール ③③③③
11 ゴールドサーベラス ⑮⑯⑮⑬
2 アウトライアーズ ⑮⑫⑪⑪

比較するのは19年。20年は雨でもう内がダメになってたし馬場が重たくなってたから比較対象にはならない。 
19年の上位3頭は天皇賞(春)に出るようなスタミナ豊富な馬。4,5着は後方で何もせず待っていた組。ロザムールが来る21年とは明らかに傾向が違うわけだが、19年の方が例年の傾向には近い。

で、ここで考えないといけないのは今回はどっちにふれるか。逃げるのは去年と同じでロザムールとトーラスジェミニ、突っつくとしてもショウナンバルディ、ヤマニンデンファレくらい。まあ恐らくそんなに早くはならないんじゃかなあと思う。じゃあ去年と同じで逃げ先行だけを押さえるかというと、去年と違うのはアンティシペイトの存在。

アンティシペイトとかいう馬、前走の福島民報杯では前半1000m57.7というハイペースを外からまくって圧勝したんだよね。元々ズブいというか止まらないタイプの馬で向いてない長距離を使ったりしてたんだけど、ようやく方向性がわかってきたようで。何が言いたいかって、今回もこの馬同じことをしてくると思うんだよね。そうなると逃げ先行馬は潰されるんじゃないかなと思うので、狙いは内でじっくり我慢できる差し馬とハイペース耐性のある馬、長距離実績のある馬。

以下印。

◎3ヒュミドール:馬場がそこまで掘れていなければだが、内枠で差し馬となるとこの馬。中山記念はパンサラッサのペースについていけなかった。1800mより2000m向きだし条件は向いてきた。あとは当日の馬場とルメール次第。スタート出遅れなければいいけど....。怪しいよね。

○6ヒートオンビート:長距離実績があるのはこの馬だし、実際向いているのはこれくらいの距離だと思う。実力はあるしまあふつうにやったら上位かな。ただ57㎏背負わされるのはちょっと重いなあって印象。

▲11アンティシペイト:前走の内容は強かった。福島とか中山は捲ってきつい展開にしていくのがアンティシペイトは定石になりそう。クレッシェンドラヴみたいな感じかなあ。そうなると内とか関係なくこの馬は相手には入れたいよね。それでも56.5kgは重いよ。この馬別に強くはないし。

☆12モズナガレボシ:内ではないんだけど条件が向いている馬。ハイペースの潰し合いは得意だと思う。外差しが届くようになったらチャンスあり。

△13プリマヴィスタ:モズナガレボシとほぼ同じ。ハイペース対応できそうだし外差しが届くなら…。

△15ヴァンケドミンゴ:これも同じ。外差しが届くならチャンスあり。

△2ロザムール:去年と同じ展開になる可能性はある。スローになって逃げ粘る可能性を加味して抑え。

△4エヴァーガーデン:前走は前が詰まったとは言え負けすぎ。あんまりハイペース向いてないのかなあと思うんだけど一応抑え。

△8フォルコメン:ちょっと2000mは気持ち長いと思うけど、この枠ならワンチャンあっても良い。

△9ショウナンバルディ:スローになったらこの馬も当然逃げ粘るだろう。

△10ヤマニンデンファレ:ハンデが軽いし江田照を信じてもいいかもね。個人的には人気し過ぎてちょっと....。

本線は印上位4頭で、あとは展開次第かなあといったところ。ぎりぎりまで馬場の状態を確認するのを忘れずに。