日本におけるダート戦の価値って低い。3歳のダート重賞ってユニコーンSのあとはジャパンダートダービーとレパードSくらいしかない。レパードSが終わったらオープンクラスの場合はもうシリウスSとかが目標になるのかなあ。まあ何が言いたいかって、そうなるとレパードSのレースレベルって高くなるんだよね。
レースレベルが高くなるとどうなるかって、まあ大体わかってきたことだとは思うけどわかりやすい例があるから説明する。
19年のレパードSはハヤヤッコが勝った。ハヤヤッコってこの前の雨でズブズブだった函館記念を勝った馬なんだけど、雨でズブズブな函館記念ってもうとにかくパワーとかスタミナが大事。で、そんなハヤヤッコが勝った19年のレパードSのレースラップをみてみよう。
200m 12.4 (12.4)
400m 10.5 (22.9)
600m 11.7 (34.6)
800m 12.5 (47.1)
1000m 13.0 (1.00.1)
1200m 12.6 (1.12.7)
1400m 13.2 (1.25.9)
1600m 12.8 (1.38.7)
1800m 12.6 (1.51.3)
前半600mが34.6、後半600mが38.6。後半の方が4秒も遅い超タフなレースになっている。ここまでタフなレースになるとハヤヤッコがくるよね。
ハヤヤッコみたいなタイプを狙えばいいわけだけど、それは一体どんな馬なのか。
まずは血統。ハヤヤッコをみてみると、キングカメハメハ×クロフネ。キングカメハメハはダートだとスタミナやパワーに寄った血統。クロフネはアメリカ血統で、ハイペースの潰し合いに強い血統。そりゃまあレパードSとかには向いているよね。
まずキングカメハメハ。今回該当するのは母父にキングカメハメハを持ったハピ。スタミナもありそうな馬だしたぶんヨーイドンで走らせたら一番強いのはこの馬なんだけど、どうせ後ろからになるし、本命にはしたくない。
父がドゥラメンテのギャラクシーナイトも該当すると言えば該当するのかなあ。ただ勝ち上がってきた1勝クラスはジョイス以外のレベルが微妙。さすがに力が足りなさそう。あとはシダー。この馬は弱くはない。ただ鞍上的にも期待は薄い。相手まで。
じゃああと狙うべき血統で言うと、アメリカ血統になる。アメリカ血統と願わくば欧州の血統を取り入れたりしてスタミナを増長させてると尚いいよね。こっちは該当馬がたくさんいる。パイロにダンカーク、シニスターミニスター。中心視するならこっち。そんなことを踏まえて以下印。
◎3メイショウユズルハ:父はディスクリートキャットでストームキャット系だから問題ない。母父はスペシャルウィークだから血統的にうーんどうだろうって感じ、信頼があるわけではないんだけど、それでも前走の内容はよかったし、何より内で砂を被っても問題なさそうで、且つ鞍上が岩田なら狙ってみたい。オッズがうまいって意味での本命かな。
○2タイセイドレフォン:前走のタイムがあまりにも優秀。1番の前走と比べてみると一目瞭然だよね。父もドレフォンだしハイペースは当然問題ない。あとは砂を被るのも大丈夫そうだしね。オッズみないで枠と馬柱みるだけならこの馬が本命かなあ。
▲8トウセツ:個人的におもしろいなと思っている一頭。鞍上が幸じゃなければねえ。ダンカークにチチカステナンゴと血統は完璧。展開が向く一頭。それを打ち消す大外ぶん回しする幸。勝ち負けしてもいいと思ってるけど怖いから心の本命までかな。
☆10ホウオウルーレット:この馬も強いよ。タイムが優秀。前走みたいな競馬ができるならレパードSの潰し合いは向くはず。まあなんと言うかうまくいけば前走なんだよ。うまくいかなきゃそれ以前なんだよね。またうまくいくかどうかはわからんよ。福永を信じられるかどうかじゃないかな。1番人気だし来ない方がおいしいよね。
△6ビヨンドザファザー:血統的におもしろいのはこの馬もそう。カーリンにガリレオなら間違いなく向く。戦績はよくないしタイムも出てないから確実性は低いけどねらってみたいよね。
あとの△は、1,7,9,12,15までかな。手広く。
馬単:2,3,8 - 2,3,6,7,8,15
人気馬が飛んだらうれしいな馬券。まあ3連複で手堅く勝負するのがいいかな。
エルムSは手短に。
前が早くなりそうなだけに、内でじっくり我慢できそうな3オメガレインボーが中心。あとはアイオライト、ウェルドーン、ブラックアーメット、ロードレガリス、スワーヴアラミス、バティスティーニまで手広く。
ダートで連勝してきた馬は弱い精神でいきます。