昨日半年ぶりくらいに中山競馬場へ行ったんだけど、まあ本当に客層が変わったよね。まさか11Rただの特別競争でファンファーレの後に拍手や歓声があがるなんてね。
まあそれはさておき、なんレースかは忘れたがパドックを見てる時に隣にいた兄ちゃんがこんなことを言っていたんだ。「この馬は33秒台で走ったことがある。33秒台で走れるのはすごい才能で、この馬は最後絶対に追い込んでくる。」まあその馬が走るのが東京とか阪神ならわかるんだけど、これが中山、特にセントライト記念の条件2200mだと話が変わってくる。
中山2200mは中山競馬場を一周とちょっと走るコース。中山競馬場の形状はおむすび型と言われており、三角形のような形をしている。要はコーナーの数が少ないということ。コーナーの数が少ないとペースの落ちるタイミングがないということで、ペースが落ちないとなると比較的馬群は縦長になる。中山の直線は310mと短い。縦長のまま直線を迎えてしまってはいくら33秒台の脚が使える馬でも届かないってわけだ。
実際に過去数年のセントライト記念のラップを見てみると、
21年
200m 12.3(12.3)
400m 11.8(24.1)
600m 12.2(36.3)
800m 12.2(48.5)
1000m 12.0(1.00.5)
1200m 12.2(1.12.7)
1400m 12.2(1.24.9)
1600m 12.0(1.36.9)
1800m 11.5(1.48.4)
2000m 11.7(2.00.1)
2200m 12.2(2.12.3)
とまあほぼペースが落ちることなくずっと同じペースを刻んでいる。こういう展開で求められるのは末脚というより持続力。
加えて台風の影響で、馬場が重たくなっていることもあってより持続力が求められる展開になり得る。過去どんなレースを勝ってきたかを見て印を打つ。
◎4ラーグルフ:道悪の中山2200mで良さそうな馬且つ調子の良さそうな馬があんまりいないんだよね。その中ならまだラーグルフになるのかなあ。体型的には2000mがギリギリっぽいんだけど、血統的には合うし調子も良さそう。それに今の中山が外差し馬場っぽくて、先行よりかは馬群の真ん中くらいにいそうだし評価あげ。
○6オニャンコポン:外差しならこの馬の評価も上がる。ただまああんまりにも後ろ過ぎたら届かないんだけど、この馬はそれがありそう。血統的にも皐月賞の走り的にもこの舞台はベスト。展開が向けば頭。向かなかったら仕方ない。
▲9ガイアフォース:前走の内容がめちゃめちゃよかった。残り1200mから11秒台のラップが続くレースを2番手から押し切ったんだから持久力は問題ない。ただまあ距離はギリギリだと思うから、ちょっとペースが早くなりすぎるときついかもなあ。そこをクリアできれば頭もある。
☆11キングズパレス:スタミナ面ならこの馬は問題なさそう。2400mを勝ってきてるんだからね。評価としてはオニャンコポンと近いかなあ。ちょっと位置取りが後ろになりすぎると届かないからそれが怖い。ただ前走勝ってここを目標に仕上げてきているはずだから楽しみな一頭ではある。
△1 7 アスクビクターモア:レース適性はある。ただトライアル仕上げで、ここ勝負ではないからね。もちろん簡単に勝ってもおかしくないけど、配当妙味がないし相手までにしておくのがいいかな。
△2 13 ボーンディスウェイ:前走は本当にひどい騎乗だったし度外視で良い。能力もあるし中山適性は高いからおもしろい一頭なんだけど外を引いてしまった。しかも前走の方が調子良さそうなんだよね…。本命でも良い馬なんだけど今回は相手までかな。
△3 8 ショウナンマグマ:単騎で楽に逃げさせてもらえるならあり。
△4 10 ベジャール:調子が良さそうなんだよね。若干距離も力も厳しそうだけどハマれば。
あとは1,2,5の取捨かなあ。1はハービンジャー産駒で跳びも大きいし内枠より外枠の印象がある。ちょっと割引。ロンギングエーオはハマれば…くらい。セイウンハーデスは中山向きかどうか疑問。まあ抑えてもいいかなくらい。