桜花賞は内が良いからって理由で内枠の馬を推奨した。力差がなければ馬場の状況だけで着順は動いてしまうってことだ。
では皐月賞はどうか。個人的には今年の3歳馬の全体的なレベルは、上位から下位までそこまで差がない感じなのかなと思っている。まあこれは主観的なもので、裏付けはない。だからイクイノックスがぶっちぎって勝ってしまうかもしれない。
で、そこまで差がないと思っているからこそ、今回も馬場の状態を中心によそうすればいいと思っている。
では肝心の馬場状態。皐月賞は、12月からここまで約4か月使ってきた最終週になる。要するに使い込んできている状態だ。で、実際に過去の皐月賞のタイムを見てみる。
2017年 1:57.8 良
2018年 2:00.8 稍重
2019年 1:58.1 良
2020年 2:00.7 稍重
2021年 2:00.6 稍重
このように良だとめちゃめちゃ早いタイムが出て、稍重になると2:00.0以上のタイムが出る。これって雨が降らないと、馬場が踏み固められてしまうからなんだけど、要するに雨が降るかどうかで求められる資質が全く異なるってわけだ。
今年は結構微妙で、土曜日の競馬を見る感じだと1:59.5～2:00.0で決まるんじゃないかなと思っている。これが稍重と同様の考え方でいいのなら良いんだけど。もしもう少し早くなるならマイラー的な資質がある馬から買えばいいんだよね。まあそうなったら仕方ない。
というわけで、今回は稍重になる想定で、血統的にスタミナが豊富そうな馬だったり2000ｍ以上で成績を残している馬を中心に買っていきたい。
◎12ドウデュース：前走を見てみればわかるけど、賢くて操縦性の高いタイプなんだよね。ロジハービンに妨害されたけどそこから内を器用に捌いて差してきた。あれはすごいと思う。ウォーターナビレラの時と同様で、武さんがトライアルをうまく使って本気で皐月賞を勝ちにきている。ここは狙いたいね。
○9サトノヘリオス：エリカ賞が本当に優秀だった。前走はスローペースだったしちょっと騎乗にも納得していない。もっとやれるはず。枠も良いところを引いたし重たい印を打つ。
▲6ジャスティンロック：出遅れなければおもしろい。力はあるし、中山向きの血統で馬体をしている。まあ出遅れると思うけど。出遅れなければ頭まであると思うんだけどなあ…。
☆14ジオグリフ：器用なタイプじゃないし喉なりがあるからあんまり重たい印を打ちたくはないんだけど、能力はある馬。一番判断が難しい。
△4キラーアビリティ：ちょっと内枠過ぎるかなあ。いま内から4､5頭目がいいことを踏まえるとちょっと割引。あと調教が良くなかった。これも割引。能力はあるから抑えておくけどね。
△7ボーンディスウェイ：ホープフルSも弥生賞も悪くなかった。抑えておきたいよね。
△10ジャスティンパレス：ホープフルSよりも厳しい展開になったらこの馬はもっと走るだろう。岩田次第で上位まである。
△11オニャンコポン：個人的には力が足りないと思っている。けどまあ抑えで。菅原明くんを応援する会。
△16デシエルト：若葉Sのタイムが本当に優秀だった。前半59秒くらいで入って後半60秒くらいで締められれば勝ってもおかしくないと思う。粗品が本命にする理由もわかるよ。
△18イクイノックス：右回りが初めてっていう点が気掛かり。馬が出来上がるのも秋くらいだと思うし。でも東スポ杯は本当に優秀だったんだよなあ。
印を打ってない馬の評価を以下に。
1ダノンベルーガ：いろんなところで言及されていると思うが、右回りが課題。能力だけは間違いなく世代トップクラス。ダービーは買うよ。
2アスクビクターモア：走り方が中山向きではないと思う。中山で勝ってるけどね。内枠は窮屈だろうからここは思い切って切っても良いかもね。
買い目は、
複勝：9
ワイド：6,7,9 - 4,6,7,9,10,11,12,14,16,18
馬単：9,12,14 - 6,7,9,10,12,14,16,18
三連複：9,12 - 6､9,12,14 - 4,6,7,9,10,11,12,14,16,18
正直あんまり点数絞れてないし、それこそ力差があまりないから△3頭で決まるってパターンもありそうなんだよなあ。抑えでイクイノックス軸で買ってみてもいいのかもね。
