昔はホープフルSの前身だったラジオNIKKEI杯と朝日杯フューチュリティSにそれぞれ強い馬が出ているイメージがあった。そんなホープフルがG1になったのがもう5年前。この5年はそれなりに強い馬が朝日杯フューチュリティSにも出てたけど、今年はいよいよ低調なメンバーになったね。牡馬が弱いのか2歳馬が弱いのか。はたまたディープインパクトのいなくなった社台グループが迷走しているのか。まあ理由はわからないけど、メンバーが低調な時は展開が大きな要素になる、と思っている。
200m 12.2(12.2)
400m 10.8(23.0)
600m 11.6(34.6)
800m 11.8(46.4)
1000m 11.2(57.6)
1200m 11.5(1.09.1)
1400m 11.8(1.20.9)
今年の京王杯2歳はレース前半の3Fが34.6と、この10年で一番速いペースだったんだよね。そんなハイペースで残ったってことはレベルが高いかって言うとそういうわけでもなく、当日の東京の馬場がかなり速い時計が出やすかったことと、内有利だったことで残ってしまった。
そこにもう一頭。サウジアラビアRCで大逃げを打ったグラニット。
200m 12.1(12.1)
400m 11.1(23.2)
600m 11.6(34.8)
800m 11.5(46.3)
1000m 11.5(57.8)
1200m 11.1(1.08.9)
1400m 12.0(1.20.9)
1600m 12.5(1.33.4)
前半3Fの34.8は15年にサウジアラビアが重賞になってから3番目に速い。グラニットがえらいのはそのあと2Fペースを落とさなかったことだった。グラニットだけ57.8で走るなか、後ろはマイペースで走るからそりゃグラニットは粘っちゃうし大逃げに見えちゃうんだよね。
とまあ上記のように前半から飛ばしたい馬がいて、他にもオールパルフェ、スズカダブル、ドンデンガエシと逃げて勝ってきた馬がいるし、それなりにペースが早くなるとみるのが妥当。
ペースが早くなるとどうなるか。
19年朝日杯FS 1:33.0
12.2 - 10.5 - 11.1 - 11.6 - 11.8 - 11.8 - 11.6 - 12.4
1着サリオス
2着タイセイビジョン
3着グランレイ
20年朝日杯FS 1:32.3
12.5 - 10.4 - 10.8 - 11.5 - 11.7 - 11.6 - 11.8 - 12.0
1着グレナディアガーズ
2着ステラヴェローチェ
3着レッドベルオーブ
19年の2,3着、タイセイビジョンやグランレイが来ちゃう展開になるんだよね。この2頭は短距離で走る馬。この年4着はタガノビューティーだったしめちゃめちゃ早くなると求められる適正は1400mくらいになる。
一方20年、19年ほどではないんだよね。グレナディアガーズは1400mがベスト。2,3着は中距離馬がつけているし、1400mがベストであろうホウオウアマゾンなんかは大敗している。たぶん20年は19年より馬場が良かったから、タイムほど早くなかったんだと思う。この2パターンどっちになるか。個人的には前者な気がするかな。そんなことを考えつつ以下印。
◎4オールパルフェ:土曜の感じ、阪神はまだ内の方が良さそうで、大外からの追い込みはきつそう。そうなると、内々で先行できる馬が良い。1600mの経験しかないけど、条件的には悪くないし、オッズもそこそこ。メンバーが弱くて重たい印を打ちたい馬がいなくてこの馬ってところではある。正直この馬からドルチェモアまでそんなに評価が変わらない。
○5バグラダス:これだけメンバーが弱いならワンチャン。前走1400mで良い上がり使えているしね。
▲11ティニア:血統的にはフランケルを買いたいよね。フランケルなら1400mの適正もあるだろうし、やや外枠だからこの印。
☆14レイベリンク:同じくフランケル産駒。素質だけでいったらこの馬なんだけどね。ちょっと外枠過ぎる。これで勝ったら相当のもんだよ。
△1 12ダノンタッチダウン:馬体的に1400-1600mがベストっぽい。前走は負けて強しだったけど、今回も同じレースするなら本命には置きにくいよね。スタート出るなら良いと思うけど。どうだろうね。
△2 2ドルチェモア:1400m適正があるとは思えないけど前走は良い競馬だったしおさえはするかな。内枠だしね。
△3 7オオバンブルマイ:京王杯組ならこの馬かなあと。そんなに強くはないと思うけどルメールだしおさえる。
あとは大外2頭16コーパスクリスティと17エンファサイズ。この2頭は結構良さそうだったから外枠じゃなければもっと重たい印を打ちたかったけどなあ。
まあここまで、外が使えない想定での印。外が使えるようになったら柔軟に対応しないとね。