根岸S①
根岸Sは1200mを走っていた快速馬が出てくることや、コーナーが1つしかないこと、しかも冬場のダートだから馬場も重たい。スタートからコーナーまでの距離が長くはないから位置取り争いもある。
●根岸S 過去5年の前後半3F
19年 35.0-36.4
20年 35.0-35.4
21年 34.4-36.0
22年 34.4-36.9
23年 34.6-35.9
そうなると上記のような前半が早いレースになり、そこに500mある直線が待ち受けている。まあそう考えれば逃げ先行馬が勝ちきるのはかなりハードルが高いのはわかるよね。
やや遅かった20年で当時かなり強かったコパノキッキングが先行して2着。あとかなり早かった22年は後ろも止まって力のあるヘリオスが粘ったね。ペースが遅くなったり力があるなら先行馬も相手までならあり。
というわけで、まずは近走上がり3F上位の馬を評価。加えて、苦しいレースになるということで、1400mよりも長い条件で戦っていた馬、短縮組の評価もあげる。
そうなるとサンライズフレイムがあがってくる。ここまで4連勝できて次は重賞だね。ネックは出遅れの可能性があること。さすがに出遅れると届くか怪しい。あとは力関係だね。
次点でタガノビューティー。近走は安定してきているしここも上位。
あとはアルファマム。左回りの条件を狙ってきているようにこの条件が得意なんだろうね。この馬も出遅れなければ。
ここまで3頭がふつうに買うなら軸候補。
今回の争点は誰が逃げるか、ペースは早くなるかって点。たぶんヘリオスは今回逃げるかな。豊さんの逃げってなるとスローペース。スローでも逃げきるのは難しい条件なだけにヘリオスは相手まで、
これがなにかの紛れでハイペースになるならベルダーイメルの評価をあげたい。ハイペースの差しが利く馬だからね。
あと買いたいのはフルム。秋口の同条件ではヘリオスに逃げきられたが今回は冬だしフルムの方があげたい。調子も良さそうだしワンチャン。
ライラボンドは距離短縮。調子良さそうだしワンチャン。がんばれ勝太。
あとはエクロジャイトも距離短縮か。短縮が合う感じはする。切れるイメージはないけど相手に塗ろうかな。
オマツリオトコも切れ負けしそうだけど近走では条件が合っている方かな。塗りたい。
エンペラーワケアはたぶんこの中でも上位の力がある。あるんだけど先行して押しきれるほど強いかはわからん。あっさり勝たれてもおかしくないけど、それなら入れても相手まででいいかな。
◎3 フルム
○14 アルファマム
▲12 タガノビューティー
☆5 ベルダーイメル
△4,9,10,11,13
なんでこの流れでフルムが本命なんだろうね。がんばれ水口。
根岸S②
ダート路線の層の厚さを素直に。
東京ダート1400mは比較的力量の通りに結果が結びつく舞台。古くはメイショウボーラーから直近だとレモンポップなどスピードを生かす実力馬がここをステップにG1に進むなど、将来のG1候補を見つけ出すレースでもある。
今回のメンバーでは人気上位の7 エンペラーワケアや10 サンライズフレイムは、将来が嘱望される馬で、ここをステップに花開く可能性も高い。
一方で、メンバーレベルが格段に上がるのが重賞ということもあり、海外遠征や本番直行を目指す馬を除いても実力のある馬が揃っていることから、ここは歴戦の古馬達を評価したい。
本命は12 タガノビューティー。
7歳となり全盛期の末脚には陰りが見えつつあるものの、昨年も交流G1や武蔵野Sで連対など、変わらず安定した末脚を見せている。2着以内を確保していることで収得賞金を重ね、レース選択はしやすくなっており、目標に向けた仕上がりがしやすくなっていることも好感。大本番は次走もここでも実力通りなら連軸に指名しやすい状況。
相手は5 ベルダーイメル。
昨年のこのレース以降、徐々に力をつけていき、重賞でも力を示せるように。鞍上との相性もよく、展開的にも厳しい位置取りになることはないはず。待望の初重賞に期待。
単穴は6 シャマル。
2走連続レースに参加できていないが、本来はこのメンバーでは1枚上の実力馬。主戦であった川須ジョッキーに戻り、馬の癖を熟知していることはプラスであることから、ここで一発狙いたい。
以下上述した人気2頭に加え、展開面で向きそうな3 フルムや短距離で脚を伸ばす競馬のほうが向いていそうな15 ケンシンコウを抑えたい。