田中だよ

宝塚記念

上半期が終わってしまう。競馬をやってると季節を感じられて良いよね。せっかくなら宝塚記念を当てて良い感じに 上半期を締めたいよね。

さて、宝塚記念。今回は逃げ馬が強力なレースになった。逃げ馬に注目せざるを得なくなったね。逃げ馬が強いからとかじゃなくて、逃げ馬の刻むペースが特殊だからってのもある。

福島記念
200m 11.9(11.9)
400m 10.8(22.7)
600m 10.9(33.6)
800m 11.9(45.5)
1000m 11.8(57.3)
1200m 11.9(1.09.2)
1400m 12.4(1.21.6)
1600m 12.4(1.34.0)
1800m 12.1(1.46.1)
2000m 13.1(1.59.2)

中山記念
200m 12.7(12.7)
400m 11.2(23.9)
600m 11.3(35.2)
800m 11.1(46.3)
1000m 11.3(57.6)
1200m 11.5(1.09.1)
1400m 11.6(1.20.7)
1600m 12.2(1.32.9)
1800m 13.5(1.46.4)

ただのハイペース逃げじゃなくて、ラスト200mまで緩めない逃げをする。よく見る逃げって途中緩めて息をいれる逃げなんだよね。その典型がタイトルホルダー。だからどっちが逃げるか論争は問題なくパンサラッサで問題ないと思うよ。
ここで気にしないといけないのは、パンサラッサがどんなペースで逃げるかどうか。2200mはパンサラッサにとって長いと思う。長いとなるとどうなるか。有馬記念のような溜めを効かせた逃げになる。そんな溜めを効かせた逃げになって且つ後ろが追いかけてこないとパンサラッサが逃げ粘ってもおかしくない。ここに関しては読みきれないから個人の判断。追加の要素として、パンサラッサはまあ調子がいい。福島記念くらいの最高のデキにある。だから2200mでもこなせちゃうかもしれない。困るね。

もうひとつ触れなきゃいけない要素がある。宝塚記念って特殊なレースだってこと。基本的にリピーターがいるレースって特殊なんだよね。そりゃ力関係が毎年変わるのに毎年来るってそのコースだと異様に走るからってことだからね。ここ最近だとキセキやゴールドシップ、クロノジェネシスがいる。
この3頭の共通点は、キセキとゴールドシップ菊花賞馬で、クロノジェネシス有馬記念を勝つような欧州血統であるということ。まあシンプルにスタミナが必要ってことだよね。よく牝馬が強いとか言うけど、たまたまここ最近はスタミナが豊富な牝馬が多かっただけだと思うよ。クロノジェネシスリスグラシューマリアライト。3頭とも有馬記念好走馬だ。じゃあレイパパレは?という話になる。あの馬は1600mから2000mの馬だね。これは次に触れる。

スタミナが豊富だってことだけど、ここでさっきのパンサラッサが絡んでくる。パンサラッサが普段の宝塚記念より締まったペースで逃げたらどうなるか。普段よりもスタミナが必要になってくるから、長距離で好走できるスタミナはほしいかもしれない。

さて、レイパパレの件。
去年と今年の宝塚記念阪神の3回開催4日目なんだよね。例年は3回開催の8日目。要するに、例年よりも去年今年の方が馬場にダメージが少なくて前が残りやすいし、時計もでやすい。だからこそレイパパレでも粘れるしユニコーンライオンが2着に来る。

今までの情報をまとめると、スタミナ豊富且つパンサラッサの逃げにも対応できる追走力がある馬で、馬場を考えるとできるだけ前にいる馬がベストということになる。そんな馬は数頭しかいないけどその馬たちが問題を抱えているから難しい。問題に触れつつ、以下印。

◎6タイトルホルダー:菊花賞天皇賞(春)の勝ち馬。ただ締まったペースの逃げは有馬記念で対応してるけど、あれくらいなんだよなあ。あっさり他馬に抜かれたよね。まずそこは不安材料。
次の不安材料が、馬が前にいると追いかけてしまう点。これはパンサラッサじゃなくてアフリカンゴールドが内にいるのが問題。アフリカンゴールドも包まれたくないだろうし無理してでも押していきたいだろう。そうなるとタイトルホルダーと競る形になりかねないから、悪い癖がでてもおかしくはない。とまあ不安材料はあるんだけど、実績十分で状態もめちゃめちゃ良い。悩ましいね。

○4エフフォーリア:有馬記念の再現だと思えば間違いなくこの馬も走る。調子も有馬記念は悪かったし、まあスタミナについては問題ないよ。でも大阪杯が……っていうのはわかる。あれは、輸送で調整不足になったこととスタート時にテンションがあがってゲートにぶつかったことが敗因らしいけど、今回はどうなんだろうね。調整に関してはバッチリケアしているようだし、テンションの面はまあいろいろあってのブリンカー着用となった。こればっかりはわからない。ブリンカーで走る馬もいるけど、いざ走るとそれでもダメな馬もいる。まあこれもわからんね。悩ましい。

▲13アリーヴォ:長距離実績はないし若干距離は怪しいけど、小倉巧者だし前走をみる感じ締まったペースは問題なさそう。前走みた感じの操縦性の高さは素晴らしいし、その馬に武さんが乗るのは良いよね。ネックは枠が外過ぎる点。外外周り続けて追い込んでこれるほどの余力はないから、どうにかして内にいれる必要がある。もうちょい内だったら文句無しで本命だったんだけどね。

☆1オーソリティ:血統的には宝塚記念はあってると思うよ。右周りがダメって指摘はあるけど、ダノンベルーガみたいなトモが弱いみたいなこともないし、手前を替えないみたいなこともない。敗因は他にあると思うんだよね。だから今回は買ってみたい。何より1枠1番を引いたのが良い。ちょっと内過ぎるかもしれないけどそこはルメールを信用してみたい。

△7デアリングタクト:前走は思ったより走った。仕上がりはそこそこだったし、まあ無理だろうなと思ったんだけどね。ただ今回の調子はそこまでだし、やっぱり良いときには程遠い。力はあるから地力頼みだよね。相手までかな。

△8ステイフーリッシュ:条件は合うよ。スタミナあるし。でも調整不足感が否めないような。相手まで。

△9マイネルファンロン:穴で狙うならこの馬。枠も良いしスタミナも豊富。血統的には宝塚記念はぴったりだよね。まあデムーロだし出遅れて後ろから勝負になるだろうからペース次第だけどね。

△10ヒシイグアス:調子がそこまで良くなさそう。この馬、いつも調整に手こずってるし難しいんだろうなあ。距離は微妙だしレーンがなにも考えないで乗って止まりそうだけど、まあ力はそこそこあるから相手に一応。

△11パンサラッサ:問題のパンサラッサ。めちゃめちゃ状態は良いし勝てるまであるよ。ぼくは止まるほうに賭けるけどね。

△14キングオブコージ:これも狙いたい穴馬。条件は合う。ただ外過ぎる。これもアリーヴォと一緒で内に入れるタイミングがあるかどうかだね。

△15ディープボンド:この馬の課題は追走力。ズブい馬だから早くなるのは厳しいよね。相手までかなあ。

買い目としては、
馬単:4,6 - 1,4,6,13
3連複:4,6 - 1,4,6,13 - 1,4,6,9,11,13,14,15

手堅くやるならこうかな。1,11,13で勝負したほうが配当は良いからそっちでもいいかもしれない。