京成杯①
京成杯って去年はソールオリエンスが勝ったけど、本来はG1馬やクラシックには直結しないレースなんだよね。
過去遡ると勝ち馬ではソールオリエンスとエイシンフラッシュ。勝ち馬を除くとナカヤマフェスタとキングカメハメハなんかがいる。まあクラシックの前哨戦にあたるレースなのに少ないよね。
これは年末のG1を走った馬は基本休養に入るのと、冬の中山2000mは紛れやすいし、クラシックとは全然異なる傾向になりやすいことから敬遠されている。だからレースレベルが低いんだろうね。去年のソールオリエンスは珍しいんだ。
なんで冬の中山2000mはクラシックと全然異なる傾向になるかってのは過去のラップを見てもらえればわかると思う。
2023年:前後半3Fラップが37.6-35.4
2022年:前後半3Fラップが35.7-35.5
2018年:前後半3Fラップが35.4-37.0
2017年:前後半3Fラップが36.9-36.3
明らかに前半後半共に皐月賞や何なら他のクラシックやG1に比べて遅い。ふつうはもっと前半が早くなるし、前半が遅くても後半が早くなる。こういうレースで求められるのはスピードではなくスタミナ。欧州血統やロベルト、ゴールドシップなんかが合うレースってこと。
実際去年の勝ち馬ソールオリエンスは母父がモチベーター。オニャンコポンも母母サプレザに父エイシンフラッシュ。過去を遡ってもフェイムゲーム、フェイトフルウォー、ジェネラーレウーノなどスタミナのある馬が多いよね。
あとは今年はインがまだ使えるから、スタミナのある馬や欧州血統に加えてインも重めに見る。
スワーヴリチャードにハービンジャーと、いかにもな血統を持つアーバンシックは重めにみたい。百日草特別は他馬が弱かったのもあるけど、タイムや上がりは立派。気がかりなのは中山が初めてで少頭数しか経験がないところ。まあ他馬にも言えるけどね。
血統背景的に推したいのはロベルト持ちのハヤテフクノスケ。初戦はミスタージーティーの2着。ミスタージーティーは2歳G1を獲れるくらいの力があることは立証済み。人気がないならこっちを上げたい。
同じロベルト持ちでエコロマーズ。冬の中山はシルバーステートを買えという標語があるからね。相手。
あとは6枠2頭のゴールドシップ。マイネルフランツは葉牡丹賞で開幕週スローペースを、外を回って2着だった。葉牡丹賞以上あって良い。
コスモブッドレアはそんなに強くないけどまあ相手には。
ダノンデサイルはエピファネイア産駒だし当然向いているけどノリさんが乗ってるってことは一癖ある馬。勝ちもポツンもあるだろうから相手まで。
あとはレイデラルース。カンデラの子供が芝の2000mを走るなんてね。内枠だし相手に。
バードウォッチャーは相手まで。東京のワンターンしか経験のない馬は評価を下げざるを得ない。インだから1番重たく見たいんだけどねえ。
ジュンゴールドは人気してるけど過去2戦は評価しがたいレース。スローだし少頭数だし。人気してるから切りたいなあ。
それならアスクナイスショー。シルバーステート産駒だしそんなに弱くはないと思う。
グローリーアテインは後方ポツンがハマったら。ドゥレイクパセージは楽逃げできたらありかなあ。
◎8
○6
▲11
☆9
△3,4,9,11,14
2,12,13の取捨はパドック見てから決めるかなあ。
京成杯②
器用な立ち回りができる明け3歳馬の完成度を上位に。
京成杯は時期的な問題もあり(年末のG1直後、春トライアル前)なかなかメンバーが揃いにくい。これまでから、ローテーションを空けて行く流れが主流となることから後のG1馬が生まれるように変貌しつつある。
今年のメンバーを見渡しても人気となっている15ジュンゴールドや6アーバンシック、2バードウォッチャーはクラシックを目指せる馬との評判。ここで勝ち上がってクラシックへの出走確定を決めたいところ。
一方で3頭とも荒削りな面や成長待ちだからこそ、ここでクラシック当確を決めたいということでもあり、全幅の信頼は置きづらい所。
明け3歳馬としては比較的安心できる先行力と終いの脚を見せている8ハヤテノフクノスケでも逆転可能と判断し、本命に。数少ないウインバリアシオン産駒だが、父ウインバリアシオンよりも早めの完成度を見せていることは好感。早目先頭からの粘り腰を期待。
相手は京都2歳Sで多頭数の競馬を経験済みの14ダノンデサイルを本線に、上述の3強を素直に評価。
穴目で押さえておきたいのは3レイデラルースと11マイネルフランツ。2頭とも少頭数のレースでの雑な競馬が目立つものの搭載している馬力はなかなかな物。素質開花を期待したい。